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《ふしぎ工房症候群 卒業》5


ふしぎ工房症候群 

卒業


CAST:绿川光


06- 「無力」

 

 大学生になって、僕はすぐにも自分の無力を思い知らされた。都会の生活になれるのは大変だった。時間の流れが速すぎる。人も多すぎる。不慣れな一人暮らしが一層不安を狩り立てた。授業についていくのも精一杯だった。頭のいい奴らが全国から集まっている。サッカー部にも入ったが、僕の技術のと高が知れて いた。高校まで成績優秀、スポーツ万能と持てはやされたのに、ここでは何にも通じない。その恐怖感が一気に襲ってきた。田舎で自由気ままにのんびり育った僕には都会の競争社会で戦っていくだけの精神力が欠けていた。そのうち、学校に行くのがおっくうになって、家に閉じこもるようになった。夜になるといつも布団の中で振れていた。夢の中に郷里の風景が現れて目が覚める。生い茂った木に連なる山々、どこまでも広がる空、夕焼けと赤とんぼ。ここにはそのどれもない。汗をびっしょりとかいている。なぜ僕はここにいるんだろうとぼんやり考えては涙を流した。こんなに自分が孤独に弱いなんて、知らなかった。一人では何もできないなんて気付かなかった。思いを起こせば、これまで僕の側には家族が、友達が、そして彼がいた。体調を崩し、病院に通ったら、五月病だと言われた。 ホームシックにかかっている自分がいる。あまりに情けなくて呆然にとした。何度も彼に電話をかけ、愚痴を聞いてもらおうと思った。弱音を吐こうと思った。でも、それは僕のつまらないプライドが許さなかった。親にも言えなかった。期待を裏切ることが恐かった。いつしか僕は投げ遣りになっていた。

 

第六轨 无力


进入大学后,我立刻感觉到自己的无力。

好不容易才适应了城市生活,时间流逝得太快,人也太多。

不习惯一个人生活,更加重了我的不安。

勉强才能跟上老师的讲课,全国上下有很多头脑聪明的人都聚集在这。

曾也加入了足球部,但我的水平实在不值一提。

到高中为止,我一直以成绩拔尖,运动万能而自豪。

在这儿却完全行不通。

这种恐惧一下子向我袭来。

从小就在乡下自由悠闲地长大的自己,缺乏在城市的竞争社会里生存下去的精神力量。

不久后,我感觉去上课也是受罪,于是将自己禁锢在房间里。

晚上总缩在被窝里颤抖着。

梦中出现了故乡的风景,然后醒过来。

繁茂的树林。延绵的山脉。一望无际的天空。夕阳下的红蜻蜓。

这座城市里,什么都没有。

汗水浸湿了我的全身。

恍然中想着,为什么自己会在这里……然后不禁流下了眼泪

从不曾察觉,自己竟是如此懦弱而孤独,一个人什么都做不到……

回想起来,以前家人,朋友,还有他,一直都在我身边。

感觉身体不适而去医院看病时,医生说我患的是五月病。

(注:五月病是指无法适应新环境的身心障害症。)

仿佛得了思乡病。

又觉得自己太没用,一直陷于茫然自失的状态中。

每多次都想给他打电话,抱怨一下自己的生活,讲点什么泄气话。

但是,我那无聊的自尊心却不容许自己这样做。

也没法跟父母说明。

害怕自己辜负了他们的期望。

不知从何时起,我开始敷衍地生活了下去。