《ふしぎ工房症候群 卒業》3
ふしぎ工房症候群
《卒業》
CAST:绿川光
04- 「事件」
彼の犯では他にもあった。生まれながらに心臓患っていて、あまり激しい運動はできない。体育の時間はもちろん、運動会も見学するしかない。そんな彼は本当に一生懸命に人を応援する。トラックを走っている僕にはいつも彼の声援が聞こえていた。中学生になってサッカー部に入った時も彼はいつも応援に来てくれた。一年生でレギュラーを獲得し、大会に出ることが多くなって遠征しても常に彼はスタンドの中にいた。このごろ、僕は有頂天になっていた。世界が自分を中心に回っているとさえ思うようになった。その時に思わぬ事件が起きた。学校の廊下で仲間と話してる時、そのうちの一人が言った。「なあ、なぜあいつとあんなに 仲良くしてるんだ。お前みたいなやつがちょっと信じられないな。」「いや、だってかわいそうだろう。俺が相手にしなきゃ誰も相手にしないだろう。」そう言って視線を上げた時、仲間の肩越しに彼の顔を見て僕はぎょっとなった。今の話を聞かれたという思いと言い訳をしなくちゃという思いは一度に重なって、僕は思わず声をあげた。「あ。」僕のしまったという顔を見て彼は何も言わずに背を向けると、足を引きずりながらその場を立ち去った。そしてそれ以来、僕に近付こうとしなくなった。日々にいらいらが募った。最初は後悔していたが、時間が経つと逆にだんだん腹が立ってきた。あれだけ仲良くしてやったのに、あんな態度を取るなんて、自分のことを棚に上げて僕はプライドが傷つけられたと思い込むようになった。ある日の放課後、僕は待ち伏せしてついに彼を捕まえた。木陰から現れた僕に一度は驚いた顔をして、またすぐに立ち去ろうとする彼の腕を掴んだ。
「待ってよ!なぜ避けるんだ?そりゃあの時はあいいたけど、決して本気じゃ...」
「違うんだ。」
僕の言葉を遮ってから彼は俯き、陰に行った。
「違うよ。避けていたわけじゃないし、あの言葉だって気にしてなんかない。」「え?だって。」
僕には意味が分からない。彼は今度真っ直ぐに僕を見ていた。
「いや、気にしてないと言ったら嘘になるかも。僕はね、むしろ君に甘えている自分が分かって、恥ずかしくなったんだ。もう迷惑をかけない。足手まといになるのはやめよう。そう決めたんだ。」
「そんな勝手に!」
「勝手なのは僕のほうだ。ずっと一人ぼっちだったから、仲良くしてくれて本当に嬉しかった。でも、僕はもっと強くならなくちゃいけない。強くなったら、もう一度君に友達になってくれというつもりだったんだ。だから...」
「やめろ!」
彼の言葉を最後まで聞く前に叫んでいる自分がいた。ほかに適当な言葉が思いつかなかった。僕はがっくりと膝を落すと、苦しそうに呻いた。
「やめろよ!そんなふうに言うなよ!」
恥ずかしかった。死んでしまいたいくらいに恥ずかしかった。顔が真っ赤になっているのが分かる。頬が涙で濡れている。悔しい涙だった。こんな時に反省するどころか悔しがっている自分に飽きれた。ますます顔が赤くなる。絶対こいつに勝てないと思った。こんなに真っ直ぐなやつを前に、自分が惨めでならなかった。体裁を取り繕い、格好をつけてあまつさえ有頂天になって人を傷つけている自分が許せなかった。もうずっと前から気づいていたくせに。それを認めようとしない僕は最低の人間だった。
「やめてくれよ!」尚蹲る僕に彼はどう声を掛けていいか分からずに呆然としていった。
第四轨 事件
他的身体还有别的问题。
他患有先天性心脏病,不能参与激烈运动。体育课自不待言,运动会上也只能在一旁观望。
然而那样的他却拼命为大家加油。
我在跑道上向前冲刺时,总能听到他的加油声。
读初中时加入足球部之后,他也总过来为我加油。
初一时就取得了正选资格。后来比赛越来越多,甚至去外地比赛时,他总是坐在观众席上。
这时,我骄傲自满得很。
甚至以为世界以自己为中心转动。
就在那时,发生了一件意想不到的事情。
在学校走廊上跟朋友聊天时,其中有人问:
“呐,为啥跟那家伙玩得这么熟?
你这样优秀的人居然……真不难相信。”
“他太可怜了。我不理他的话,就没人理他了。”
说着,我抬起头,没想到在那些朋友的肩膀后看到了他。
我一时怔住了。
他肯定听到了刚刚的话,我得去解释。这些想法一同纠缠在我的脑海里。
我不由发出了声音。
“啊……”
看到我一脸慌然的样子,他沉默地返过身去,拖着脚步离开了。
之后,他再也没靠近我了。
我越来越不安。
刚开始还有点后悔,但时间一长,反倒觉得有点生气了。
关系都这么好了,还对人那种态度。
我佯装不知自己的错,一味只想着他伤害了我的自尊心。
某天放学后,我在路上进行埋伏作战,终于等到了他。
我从树荫下走出来。他惊讶地看着我,然后又打算逃走。
我抓住了他的手腕。
“等等,为什么故意避开我?
上次我是有点过份了,但那只是玩笑啊……”
“不是的。”
他打断了我的话,低下头,说。
“不是的。我没有故意避开你,也没有在意你当时说的那些话。”
“……呃?但是你……”
我不明白他的意思。
然后,他直直地迎着我的目光,说:“不对……说不在意也许是谎话。
或许是我发现自己太依赖你了,实在很惭愧。
不想再给你添麻烦了……
不想再拖你的后腿了……
我……下定决心了。”
“怎么就这样随意决定了……”
明明是我太过任性了啊。
“我从来都是一个人,很高兴能跟你成为好朋友。
但是,我要更坚强点才行……
我想……等我变坚强了点后,再次跟你成为朋友,所以……”
“别说了!”
我没等他说完,就大叫着打断了他的话。
实在想不出什么合适的话语。
我颓然地跪了下去,痛苦地呻吟起来。
“别说了……别再这么说了……”
很愧疚。愧疚甚至想去死……
我的脸涨得通红,脸颊上沾满了悔恨的泪水。
在这时候居然还不知道反省,只是一味的悔恨……我真的无药可救了。
脸涨得越来越红。
自己绝对赢不了这个人……我想。
看到他这般直率,不由感觉自己越来越渺小。
我无法原谅自己……自认是天才而自鸣得意,只知道装腔作势,狂妄自满而只会伤害别人的自己。
很久以前就已经察觉到了……
然而自己却不愿意去承认。
我真的太差劲了。
“别说了……”
我就那样半跪在地上。他不知道该如何应答,茫然地看着我。