《ふしぎ工房症候群 一緒に死んでくれますか》8
ふしぎ工房症候群
《一緒に死んでくれますか 》
CAST:石田彰
09. 両親
ビルを飛び出し、無我夢中に走った。サイレンな音が追ってくる。現状とは思えない、確実に僕を追ってくる、殺人者であるこの僕を。気付いたら、家の前にいた。玄関に飛び込むと、父親が立っていた。そのまま、父親の胸に飛び込んだ。肩越しに泣き崩れている母親の姿が見える。厳格な父に当然殴り飛ばされるたろうと予想していたら、強い力で抱き締められた。
「よく戻った」父はそれだけ、言って。いっそう力強い手で僕を抱き締めた。父の目から涙が零れるのが見えた。母が僕の背に覆い被されるように抱きつき、「いいのよ、いいのよ」と言って嗚咽音をもらした。僕は号泣した。
「うん~~~父さん、母さん、僕、僕が。。」
「分かっている。何も言うな。」優しい父の声だった。あんなに厳しく僕を叱ってばかりの父から初めて聞く優しい声だった。母が泣いている。声を上げて泣いている。僕の背中にしがみつくようにして泣いている。僕は更に号泣した。
「僕が。。。僕が取り返しをすかないごろ。。」父の暖かく力強い声が頭越しに聞こえた。
「心配するな。お前のことは父さん達が必ず守る!」
「父さん~母さん~」三人で号泣した。親子揃って初めて泣いた気がする。すると、急に辺りが暗くなって父と母の姿が見えなくなった。僕は又ひとりぼっちになった。
「父さん! 母さん! どこにいたの? 僕を置いていかないで! 僕を一人にしないで!」
Track 9. 父母
逃出大楼,我没命地飞奔。
警车的声音在向我追来,不是赶往现场,
绝对是在追我!在追我这个杀人犯!
回过神来,我已经来到自家门前。
一冲进玄关,就看到爸爸站在那里。
我就这样扑进了爸爸怀里,
越过爸爸的肩膀,我看见了哭成泪人的妈妈。
还以为严格的爸爸一定会打我,
但他却紧紧地把我抱住。
“你总算回来了!”
爸爸只说了这句话,然后就用双手紧紧地抱住我。
我看见泪水从爸爸的眼眶中流出来。
妈妈从背后抱住我,哽咽着不停地说“没关系……没关系……”。
我大哭起来。
“爸爸……妈妈……我……我……!!”
“我们都明白。什么都别说了。”
爸爸的声音好温柔。
那是严厉训斥我的爸爸,第一次发出的温柔声音。
妈妈在哭,大声地哭。
靠在我的背上哭。
我哭得更厉害了。
“我……我做了无法回头的事了……”
耳边传来爸爸温暖的、有力的声音:
“别担心!爸爸我们一定会保护你的!”
“爸爸……妈妈……”
3个人一起号啕大哭。
这是第一次和父母亲聚在一起哭吧。
忽然,周围变得黑暗。
接着,爸爸和妈妈的身影都消失了。
我……又只剩下一个人了。
“爸爸?妈妈?你们去哪了??别丢下我!!别丢下我一个人!!”