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《ふしぎ工房症候群 一緒に死んでくれますか》5


ふしぎ工房症候群 

一緒に死んでくれますか 


CAST:石田彰

 

  06-出会い


  不思議工房を出ると、その人物は一目で分かった。目の前の電柱に背中から靠れかかって俯いている。見るからに世の中から消えてしまいそうなタイプだ。僕と同じ匂いがする。手には注文書の控えらしき紙を握っていた。あ~彼もまだ。僕がすぐさま親近感を覚えた。背格好からして僕と同じくらいの年齢だ。すると、彼もこちらに気付き、軽く会釈を送って起した。


「君だね」彼はそう言って、ゆっくりと近付いてきた。


「うん」僕もそれに答えるように、彼に歩み寄った。近付いてみると、前髪が長く伸ばして僕よりは少し線の細い印象を受ける顔立ちをしていた。そのほかは普通の男性と変わらない。まだ会ったばかりというのに、もう十分お互いの事を分かっる気がする。言葉はいらない。交わす必要もない。そう思える。初めて理解し合える友達を見つけたような気分になった。僕達はそのまま並んで歩き始めた。暫くして、彼がぽつりと言った。


「場所、決まっている?」

「うん」僕は例のビルについて事細かに説明した。彼は合図中を打ちながら、それはいい所を見つけたねとはにかむように笑って言った後、確認するように尋ねてきた。


「衣装は換えた?」

「うん、換えた」

「そうだね」

「事故だと思われたら、捜査だとか余計な面倒を人にかけることになるものね。PCとか、人に見られたくないデータは消した?」

「あ、それはしてない」

「そう~僕ね、死んだ後まで、人に感傷されたくないんだ。携帯、メールや通るカードも全部消しだし」彼の言葉を聴いて、よい宗徒だな、と思って。僕はそこまでは考えていなかった自分を恥じて俯いた。その様子を見て彼は少しだけ慌てた。


「あ、気にしないで。あくまで僕の場合だから」

「それよりも、最後に君と出会って本当に嬉しいだ。僕にだって一人で死ぬ勇気なんていないから。でも、君が一緒だから、ちっとも怖くなんかないよ。本当にありがとう」

「そんな~僕の方こそ、感謝しているよ!君と一緒に死ねるなんてすごく幸せだよ」僕達はお互いに顔を見合わせて、顔を綻ばせた。僕は嬉しくなんてふっと思いついた事を口にした。


「でも、僕達、今日じゃなくて、もっと前に出会ってたら、人生変わったのかな」一瞬、沈黙した空気が流れ、僕は馬鹿の事を言ってしまったと後悔した。いまさら、そんな事を言ってもしょうがないのに。しかし、その沈黙からも、彼が救ってくれた。


「前に出会うってことは絶対ないよ。今、この瞬間に出会ったことは運命なんだ。僕達はやっとここに辿り着いて理解しあえることができたんだ。人と付き合う時間とか期間は問題じゃない。どんなに短くても。」


「僕達、友達になれたんだもんね。」僕は彼の言葉をそっくり受けていた。二人同時にはした言葉が綺麗に重なって「ハーモニー」読んだ。それがあまりに可笑しかったから、僕達は声を立てて笑った。


本当に幸せだ。しみじみそう思った。彼も同じ思いだと見えて、僕達はお互いの顔を見詰めてまた「ふふ~」と笑った。


  Track 6:相遇


  走出不可思议工房后,我一眼就认出了那个人。

  他低着头,背靠电线杆站着,看上去就是要从世界上消失的那种类型,有着和我同样的味道。

  他手里捏着类似订单副本的纸。

  “啊……他也还没……”

  我忽然觉得有一种亲近感。

  从身材看来,大概和我年龄相仿吧。

  忽然,他也注意到我,对我轻轻地点了点头。

  “就是你吧?”

  说完,他慢慢地向我走来。

  “恩。”

  像要回应他一般,我也向他走去。

  走近一看,他前额的头发长得遮住了脸,感觉他的脸比我要更加地纤细,其余部分就和普通的男生没什么区别了。

  尽管才刚刚相遇,我们却仿佛已经非常了解对方。

  我想——我们不需要言语,也不需要交谈。

  有一种初次找到理解自己的朋友的感觉。

  我们就这样开始并排行走。

  过了一会,他忽然说道:

  “地点,决定好了?”

  “恩。”

  我详细地跟他说明了那幢大楼的情况。

  他一边附着说“真找了个好地方呢”一边害羞地笑笑,然后,像是要确认似的问道:

  “遗书写好了吗?”

  “恩,写好了。”

  “没错,要是被误以为是事故的话,又要麻烦很多人进行搜查了。像电脑上的,或其他一些不想让别人看的资料删除了吗?”

  “啊……没有。”

  “这样。我啊,不想在自己死后有人觉得悲伤,所以把手机短信和电话录音全都删掉了。”

  听完他说的话,我觉得他真的很用心周到。

  对自己没能想到这些而觉得羞耻,我低下了头。

  看到我这个样子,他稍微有点慌张。

  “啊……不要介意。这只是我的想法而已。比起那个,能在最后和你相遇我真的很高兴。我也没有一个人去死的勇气。不过……和你一起的话,我一点都不觉得害怕。真的很谢谢你。”

  “别这么说……我才是要感激你。能和你一起死真的太幸福了。”

  我们面对着面,笑了出来。

  我觉得非常高兴,忽然想到这样的事:

  “可是,要是我们不在今天,而在之前就相遇的话,人生会有所改变吧?”

  一瞬,沉默流淌在空气当中。

  我为自己的失言感到后悔。

  现在说这些又有什么用呢?

  然而,他打破了沉默:

  “我们不可能在之前相遇的,因为命中注定我们在今天相遇。我们总算走到这一步,得到了自己的理解者。人与人的相处讲究的并不是时间,不管时间多短——”

  “我们都已经成为朋友了啊。”

  我完全接受了他所说的话。两个人同时说出的话语完美地重合在一起,形成美妙的和声。

  由于那太奇怪了,我们都放声大笑起来。

  真的好幸福——我衷心地认为。

  他看起来也和我有着同样的想法,我们互相看着对方的脸,再一次“忽忽”地笑起来。