《いま、会いにゆきます》台本 6
いま、会いにゆきます
CAST
秋穂巧 ……石田彰
秋穂澪 ……平野绫
秋穂佑司……绪方恵美
ノンブル老师……纳谷六朗
永濑……田中久美
越智绫香……水谷启子
06.約束
またか?夜中に突然、誰かが僕の夢を破壊する。そして目が覚めてしまう。これもまた、体の不具合の一つ。ひどい時は一晩に何度もやってくる。こうなるとしばらく眠れない。
巧:あれ、どうしたの?
澪:あっ、起こしちゃった。
巧:あぁ、いや。そうじゃなくてね。僕の夢の中に、意地悪いやつがいて、夢を消しちゃうんだ。こうなるとしばらく眠れない。澪は?
澪:布団で横になっていたら、いろいろ目が冴えちゃって、お茶でも飲もうかなって。あなたも飲む?
巧:ふ、もらうかな。
澪:はい。
巧:ありがとう。ねっ、澪。
澪:なに?
巧:少しずつね。少しずつやって行こう。ねぇ!
澪:うん。隣に座っていい?
巧:えっ?あっ、うん。どうぞ。
澪:ふん。こうしてくっつくと暖かい。
巧:そう。
澪:うん。
澪:あっ、また雨が降ってきたわね。
巧:ん、だね。あのさあ。
澪:うん?
巧:僕の腕、君の肩に回していい?
澪:どうぞ。
巧:ふん、それじゃ。
澪:ありがとう。暖かいわ。
巧:懐かしいな、その言葉。
澪:そうなの?
巧:うん。前にも同じように言ったことがあったんだ。
澪:あなたに肩を抱かれた時に?
巧:そう。すごく大事な夜にね。二十一歳の夏の夜、僕らは一年ぶりに再会したんだ。
澪:えっ?ちょっと待って、再会?
巧:うん。僕らは一年間離れ離れだったんだよ。その前の夏に、別れてしまっていたから。
澪:別れた?私たちが?
巧:うん。
澪:嘘みたい。
巧:でも、ほんと。
澪:何があったの?
巧:今から話すよ。そして、僕の体の不具合のことも知ってほしい。
澪:あなたの体の?
巧:うん。僕の体は、ある日突然壊れた。練習のしすぎなのか、何が別の理由か、原因が分からない。いずれにしても、突然僕は倒れて、病院に運ばれた。そんなことが何度も繰り返された。これが僕を作り上げるための設計図のミスであり、脳内で重要な化学物質が出たら目に分泌されることが原因であるとは分かったのは、ものすごい数の病院を渡り歩いたからだった。そうなってから、僕は外出が困難になった。家から百メートル離れた場所が太陽から見た冥王星のように、心許無げ(待ち遠しがる)だった。二百メートルになったら、もう考えられなかった。やがて、記憶力も落ち始めた。
澪:大学は?
巧:もう行けるはずがない。それどころか、将来の見通しだって暗かった。
澪:そのことを私に話してくれたの?
巧:普通の病気じゃなかったからね。言えなかった。
澪:言ってくれればよかったのに。
巧:正直に言うとね。僕は君のことを諦めようと思っていたんだ。
澪:諦める?
巧:うん。見通しが暗いと言うより僕には未来は存在しなかった。その時はそう感じでいたんだ。こんな僕の人生に君を付き合わせるわけにはいかないって。だから。
澪:だから?
巧:君を嫌っている振りをした。
澪:私、騙された?
巧:分からない。でもね、君は涙を流していた。それでも手紙を書くって。
澪:私は何も知らなかったのね。気が付きもしなかった。
巧:ふん。僕がそうしたからね。
澪:言ってくれたらよかったのに。
巧:君はまじめで責任感の強い人だからね。僕のことを聞いたら一生添遂げるって言い出しそうだった。
澪:そんな
巧:分かってる。それだけじゃないのは。きっと、僕を好きでいつづけてくれるとも思った。でもね。でも、こんな人生に付き合わせちゃっいけない。好きでいても、幸せとは限らない。
澪:そんなことない。お互いを好きだって思って、何時までも続くことのどこが幸せではないと言うの?
巧:今なら、僕もそう思うよ。でも、あのごろの僕は、幸せって目に見える形のあるものだと思っていたから。
澪:そんなの、悲しい。幸せは数えたり計ったりできるものじゃないのに。
巧:そうだね。今なら、今なら、よく分かるよ
澪:それから?
巧:うん、短大生だった君は卒業し、就職をした。君から送られてくる手紙からは新しい世界に旅立っていく姿が書き記されていて、僕にはとても眩しかった。だって、一方の僕は十九歳の日から、まったく外に出られなかったから。激しい絶望、君に会いたかった。君の隣にいたかった。だけど我慢した。
澪:どうして?
巧:君は新しい世界に溶き込んでいく。そして、僕は忘れられていく。僕が望んだことはそういうことだった。だから、君に最後の手紙を送ったんだ。のっぴきならない事情により、これから先君へ手紙を書くことができなくなりそうです。ごめんなさい。さようなら。愛を。巧。それでも、それからも、君から何度も手紙が届いた。前より控え目な回数ってね。でも、そのうち止まると思った。実際手紙が来なくなったんだ。それから僕は医者に通って冴えない日々を送って、一年が経つなんてあっと言う間だった。
澪:それから、どうして私たちは再会したの?それまで私はどんなふうに暮らしていたの?あなたのことすっかり諦めてしまっていたの?
巧:分からない。あのごろのことを君は語ろうとしなかったからね。僕のほうから聞くこともなかったから、君が辛い思いをしたのは、想像できたしね。
二十一歳の夏、何かの治療が効いたのか。僕は奇跡的に以前の自分に限りなく近づいていた。これが長く続かないことが分かっていた。言うならば囚人に与えられた運動時間のようなもの。僕は十七歳の時に取った免許のおかげで、125CCのバイクに乗ることができた。(あっ、電話があった?)僕はスクーターを手にし、旅にでることにした。両親はもちろん心配して、日に一度必ず電話を掛けるようにという条件を出した。(うん、野北さん?なんで)旅を始めてから三週間目。いつものように公衆電話から家に連絡を入れた。(えっ、電話がほしいか。あ、でも。あっ、切れた)話したいことがあるから、電話がほしい、家で待ている。(澪さんからの電話)それは君からの伝言だった。(なんだろ一体)いまさら何を話すのだろう。僕は恐る恐る、そして慎重に電話を掛けた。
電話中:
澪:はい。
巧:あっ。
澪:秋穂君?
巧:うん、
澪:秋穂君の声だ。
巧:待ってたの?すぐに出たね。
澪:うん、必ず電話してくれると思っていたから。
巧:そう?
澪:えっ。
巧:それで。あの、なに?話したいことって。
澪:うん。あのね。秋穂君。今どこにいるの?
巧:旅の最中だよ。君の町から三百キロぐらい離れた場所にいる。
澪:ねぇ。
巧:うん?
澪:私、会いに行ってもいい?
巧:えっ・・・・・・
澪:もしもし?もしもし?秋穂君?
巧:あ、うん。
澪:どうしたの?
巧:うん、びっくりしちゃって。
澪:そう。それで?
巧:それでって?
澪:答えて。私は会いに行きたいの。
巧:あぁ、それは嬉しいよ。でも、でも、僕はもう。
澪:大丈夫よ。
巧:大丈夫?
澪:そう。大丈夫。
巧:大丈夫なの?
澪:えい、私たちは大丈夫。
なんだが分からないうちに僕は君と約束していた。一番近い電車の駅に迎えにいく。その日町では花火大会だったが、そんなことは知らなかった。僕は君と会うために、君が後部座席に乗れるように、使えるヘルメットを探し、駅に向かった。
巧:会えないよな。これじゃ。僕は何を期待していたのだろう。今は少しだけ調子がよくても、一年前と何も変わっていないというのに。
澪:秋穂君。
巧:えっ、野北さん 。
澪:秋穂君、そんなヘルメット、あんまり似合ってないかも。
巧:そうかな。さぁ、後ろに乗って。寒くない?
澪:ちょっと。
巧:僕の腕、君の肩に回していい?
澪:どうぞ。
巧:それじゃ。
澪:ありがとう。暖かいわ。すごく綺麗ね。
巧:そうだね。
澪:来てよかったわ。
巧:そう?
澪:えっ、秋穂君とこんなに長い時間一緒にいられるなんて。ねー ?
巧:うん?
澪:ずっと側にいるからね。
巧:でも。
澪:大丈夫よ。きっと。私たちは大丈夫。
僕はそれ以上訊ねることを止めた。花火の光が君の顔を不思議な色に染めた。触れ合う君の腕に温もりが戻る。僕らは何も言わない。僕は考えることを止め、君が与えくれた幸せに身を委ねたんだ。
巧:今日の話はこれでおしまい。
澪:よかった。ほんとに。
巧:それで、花火を終わった後、約束したんだ。
澪:どんな?
巧:いつかまた二人で花火を見ること。いつかまた二人で旅をしようって
06. 约束(约定)
(噩梦。惊醒)
秋穗巧:啊!……又来了……(独白)深夜里,有谁突然破坏了我的梦境,然后便会惊醒——这也是诸多疾病表现之一,严重的时候,一夜会重复很多次。一旦惊醒短时间里便无法入眠。
(听见声音)
秋穗巧:咦,怎么了?
秋穗澪:啊,吵醒你了?
秋穗巧:不是啦,我的梦里出现的个坏心眼的家伙,把梦给破坏了,这一来就会失眠一段时间了。澪呢?
秋穗澪:躺进被窝,眼前就浮现出很多东西,就想着干脆喝些茶吧——你要不要喝?
秋穗巧:给我来些吧。
秋穗澪:给。
秋穗巧:谢谢。呐,澪。
秋穗澪:什么?
秋穗巧:逐渐地……一步一步地改变吧。好吗?
秋穗澪:嗯。可以坐在你旁边吗?
秋穗巧:啊,唔……请吧。
秋穗澪:……像这样紧挨在一起真暖和。
秋穗巧:是啊。
秋穗澪:嗯。(雨声)啊,又开始下雨了。
秋穗巧:那个……
秋穗澪:嗯?
秋穗巧:我……可以搂着你的肩膀吗?
秋穗澪:请便。
秋穗巧:那就(绕过去)……
秋穗澪:谢谢,很暖和哦。
秋穗巧:真怀念啊,这句话。
秋穗澪:是吗?
秋穗巧:嗯。以前你也说过同样的话。
秋穗澪:被你搂着肩膀的时候?
秋穗巧:对,在很重要的夜晚。二十一岁夏天的晚上,我们时隔一年之久又重逢了。
秋穗澪:咦,等一下,重逢?
秋穗巧:我们曾经分开了一年,在此之前的夏天分手了。
秋穗澪:分手了……我们?
秋穗巧:嗯。
秋穗澪:不敢相信。
秋穗巧:但那是真的。
秋穗澪:发生了什么?
秋穗巧:我这就说给你听,还有我身体的疾病也会告诉你。
秋穗澪:你身体的……?
秋穗巧:我的身体突然有一天垮了,是练习过度还是别的什么原因也不知道,不管如何,某一天我突然倒下,被人送进了医院——这种事情重复了很多次。病因是体内红血球病变,脑内重要的化学物质异常大量分泌,也是在我奔走了很多的医院才知道的。从那以后,我的状况便不见好转。离家一百米的路程仿佛从太阳遥望冥王星一般遥远;远至两百米时,就已经不可想象了;然后记忆力也开始下降。
秋穗澪:大学呢?
秋穗巧:已经不可能继续上了,不仅如此,未来也变得黑暗一片。
秋穗澪:这些事你和我说过吗?
秋穗巧:因为不是普通的病,所以说不出口。
秋穗澪:说出来的话多好。
秋穗巧:说实话,当时我已经想放弃追求你了。
秋穗澪:放弃?
秋穗巧:嗯,何止未来一片黑暗,对于我来说已经没有未来可言了。当时我是这么想的,不能让你陪着度过这样的我的人生。所以……
秋穗澪:所以?
秋穗巧:我做了让你讨厌的事情。
秋穗澪:我就这么被你骗了?
秋穗巧:我不知道,但是你哭了,说“就算这样我也会写信的”。
秋穗澪:我当时什么都不知道吧,甚至一点没有察觉。
秋穗巧:我就是这么做了。
秋穗澪:你应该告诉我的。
秋穗巧:你是个又认真责任心又重的人,感觉如果你听了我的事,肯定会说“我要和你白头偕老”。
秋穗澪:但是……
秋穗巧:我知道,还不仅仅是这样,你一定会一直喜欢着我……可是,可是……不能让你陪我度过这种人生,即使喜欢我,也不一定就会幸福。
秋穗澪:没有这种事!只要彼此喜欢着对方,一直陪伴着对方,怎么可以说这不是幸福?
秋穗巧:现在的话,我也是这么觉得的。但那时我觉得幸福应该是用眼睛可以看见的真切的存在。
秋穗澪:那样太悲伤了,幸福明明就不是可以计算衡量的东西……
秋穗巧:确实。现在的话,现在的话我已经很了解这一点了。
秋穗澪:那之后怎么样了?
秋穗巧:从短期大学毕业后就职的你那里寄来的信里可以看到,你已经迈向了新的人生旅程,那样的你在我看来光彩耀眼,因为十九岁后的我完全无法步出家门。感到强烈的绝望,非常非常的想见你,想留在你的身边,然而,还是忍耐住了。
秋穗澪:为什么?
秋穗巧:你正走向崭新的世界,而我则被慢慢遗忘,而这正是我希望看见的,所以向你寄出了最后一封信:“因为一些不可抗拒的原因,以后无法与你继续通信了,对不起,再见。秋穗巧” 即使是这样,在那以后,我也好几次收到了你寄过来的信,比以前频率降低了,我便想着很快就不会有信寄过来了;实际上最后也没有信了。然后我便过着除了与医生见面以外别无他事的日子,一年转瞬即逝。
秋穗澪:后来为什么我们又相会了?在那之前我又是过着怎样的日子的?对你的事情彻底死心了吗?
秋穗巧:不知道,你对那段时间的事绝口不提,而我也没有问过。能想象的出来,我给你带来了一段痛苦的回忆。
(回忆。夏日蝉鸣)
秋穗(独白):二十一岁的夏天,不知是什么治疗奏效,我奇迹般地恢复了以前的身体状态,但那时间并不长,老实说,就像囚犯的放风时间。我持着十八岁时获得的驾驶证,也可以驾驶125cc的摩托车。得到一辆小型摩托车,我踏上了旅程。(秋穗巧:诶,有我的电话?谁打给我的?恩恩……诶,贯田打来的?)双亲当然很担心,开出了每天至少要打一次电话的条件。(秋穗巧:为什么……啊,要用电话?)开始旅行后的第三周,按照惯例,用公用电话向家中报平安,(秋穗巧:挂掉了……)结果得到了你“我有话想和你说,在家等着你”的留言。(秋穗巧:澪那里打来的电话……到底是怎么了。)“事到如今还有什么好说的。”我怀着惴惴不安的心情紧张地拨通了电话。
秋穗澪:你好。
秋穗巧:啊……
秋穗澪:秋穗君?
秋穗巧:……嗯……
秋穗澪:啊,秋穗君的声音。
秋穗巧:你等着的吗?接得很快啊。
秋穗澪:嗯,因为想着你一定会打电话过来的。
秋穗巧:是吗。
秋穗澪:嗯。
秋穗巧:那……有什么想要和我说的事?
秋穗澪:嗯。其实,秋穗君,你现在在哪里?
秋穗巧:在旅程中。在离你家大约三百公里的地方。
秋穗澪:呐……
秋穗巧:嗯?
秋穗澪:我……可以去见你吗?
秋穗巧:额………………
秋穗澪:喂?喂?秋穗君?
秋穗巧:啊……嗯……
秋穗澪:怎么了?
秋穗巧:没什么,被你吓了一跳。
秋穗澪:是嘛。然后?
秋穗巧:“然后”是?
秋穗澪:回答我,我想去见你。
秋穗巧:我很高兴,但是……但是……我已经……
秋穗澪:没问题。
秋穗巧:没问题?
秋穗澪:对,没问题。
秋穗巧:……没问题吗?
秋穗澪:嗯,我们一定没问题。
(车站)
秋穗巧(独白):不知何时我和你约定,在最近的车站接你。我不知道那天小镇上举行烟花大会,我为了见你,为了能让你坐在车后面,一边寻找着头盔一边前往车站。
秋穗巧:这样下去见不到面了啊……我到底在期待什么啊,虽说现在身体状况还不错,与一年前相比也没有任何变化……
秋穗澪:秋穗君!
秋穗巧:贯田桑。
秋穗澪:巧君,那个头盔,或许不太合适……
秋穗巧:啊,是吗……好了,坐到后面去吧。
(夜晚)
秋穗巧:冷不冷?
秋穗澪:稍微有些。
秋穗巧:我……可以搂着你的肩膀吗?
秋穗澪:……请便。
秋穗巧:那就……
秋穗澪:谢谢。很温暖哦。
(烟花声)
秋穗澪:好漂亮。
秋穗巧:是啊。
秋穗澪:来这里真是太好了。
秋穗巧:是吗。
秋穗澪:嗯,可以和秋穗君长时间在一起。呐……
秋穗巧:嗯?
秋穗澪:我会一直留在你身边的。
秋穗巧:但是……
秋穗澪:没问题的,一定。我们一定没问题。
秋穗巧(独白):我没有再追问下去,灿烂的烟花为你的脸庞染上了不可思议的光彩;温暖传递到搂着你的手臂上,我们什么话也没有说。我什么都不想了,只是沉浸在你带给我的幸福中。
(忆毕)
秋穗巧:今天的故事就先讲到这里。
秋穗澪:真是太好了。
秋穗巧:在烟花放过之后,我们定下了约定。
秋穗澪:什么约定?
秋穗巧:有机会,两个人再一起看烟花。有机会,两个人再一起出去旅行。